サリン事件後、麻原彰晃が逮捕された後に
オウム広報担当の荒木浩を追ったドキュメンタリー えーと、そうじゃないか、 ドキュメンタリー映画を撮る過程を書いたドキュメンタリーだ オウム信者についての話と同じくらい大きく 著者はマスコミのありかたについても書いていて それがとても興味深かったです 「例えば、AとBが対面して話し込んでいる状況を編集するとき Aが話している最中にいきなりBの表情が映ったとしたら それは実は違う状況のBの表情であると思って間違いない これはインサートという方法で、過去から未来へと一方向にしか流れない時間を 編集者の意向で自由自在に操る技術で Aの話にうなずくBの顔を挿入するのと、首をかしげるBの顔を挿入するのでは 全然関係性が変わってくる」 ・・・・って、こんなこと今まで考えて見たことがなかったから すごく単純なことなんだけど、衝撃を受けました 客観的事実というのは存在しなくて、必ず報道する側が事実を編集しているのだと、 私たちはいつも覚えておかなければいけないなぁ あと、破防法弁明で最後に発言を求められた麻原彰晃が、 公安調査庁受命職員に向かって、 「破防法を適用しなさい。 しかしオウム以外の団体には今後ぜったい適用しないでほしい」 と発言したことを、どこのメディアも報道しなかったという話があった 事実を報道すべきメディアが、大切なことを「報道しない」という捏造。 オウム問題やマスコミについて、改めて考えさせられる一冊でした
by popomama1230
| 2008-07-06 17:02
| 本
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